ついに梅雨入り…
先週からついに梅雨入りした模様である。
今日も夕方から土砂降りの雨![]()
、週明けも雨が続きそうな気配だ。こんな時期は気分が滅入るが、私はそれ以上にガッカリなのである。それは、自転車通勤が出来ないから。
運動不足もあって夜中にランニングなどをしていた時期もあったが、やはり危険なのと帰ってから改めて何かやるのは面倒で、数ヶ月で止めてしばらくしてまたちょっとやって、みたいな感じだった。
そして2年前の春に出向で職場が近くなったのを期に、思い切って自転車通勤をしてみた。とはいえ片道20km弱である。ちょっと面倒だよなぁとも思ったが、割とルーズに出勤できる立場というのもあって手持ちのMTBで始めてみたのだ。最初はきつく感じたが少しすると慣れて、朝から風を切って走るのも爽快だし、大体渋滞でイライラしているよりずっと気持ち良いし実は到着時間も早いということに気付いた。
一昨年は割と雨が少なかったのか、ほとんど雨に困ることもなく(雨の日はクルマで通勤してたけど
)、夏も冬も自転車で通せたので、そろそろ本格的なやつをということで買ったのがこれ。

Bianchi(ビアンキ)のPronto、2008年モデルだ。
Prontoはシクロクロスというカテゴリーの車種で、ロード車をオフロード走行用に改造したような成り立ちの自転車だ。もともとはロードのレーサーがオフシーズンの練習に畑や牧場などを走ったのが原形の競技で、基本的にはロード車のパーツを使っているがブレーキやタイヤなどがオフロード対応の太いものになっている。

もちろんパターンもスリックでなくごつごつとしたオフタイヤだが、MTBよりは細いし径も大きいオンロードのサイズだ。
ぬかるみでも確実なブレーキングが出来るようディスクブレーキを装備(実は競技では使えないのだけど)し、路面の凹凸を吸収するためにフロントフォークはカーボンになっている。
林道もガンガン攻めたいけどオンでスピードが出なきゃイヤ、というワガママな私にはぴったりなのである。
タイヤが太いのでさほどスピードは出ないとはいえ条件次第では50km/h近く出るし、通勤経路で平均でも30km/h以上出ているのだから案外「車並み」なのだ。20kmを40分弱で走破する。そして、天気が良い日はたまに途中にある里山の短い砂利道を攻める。やはり自転車が似合うのは林の中なのだ。
Bianchiは現存する世界最古の自転車メーカーで、エドアルド・ビアンキがミラノで自転車を作り始めたのが最初である。以後120年以上にわたり自転車を作り、自転車レースでは数多くの伝説が残されている、歴史の長いメーカーだ。
Bianchiの車体の色はCeleste Blue(チェレステ=碧空)と呼ばれ、イタリアのマルゲリータ王妃の目の色から使ったという説(世界初の女性用自転車を王妃のために開発したのもBianchiだ)もあるが、私はミラノの空の色を見て現地の職人が色を調合するという方を支持したい。実際、Bianchiの車体の色は毎年微妙に違うし、2008年のミラノの空の色を纏って毎日走っているんだと考えた方が素敵ではないか。

ということで3台目の「イタ車」の仲間入りを果たしたわけだが、実はBianchiはクルマ好きにとっても縁があるメーカーだ。
Bianchiは上記の通り自転車メーカーであるが、100年前から自動車も作っている。その後自動車部門が独立したのがAutobianchi(アウトビアンキ)だ。近年ではFIATやLanciaのスモールモデルをチューンした「小粒でもピリッと辛い」クルマを製造していたことを覚えている人もいるかも知れない。(そんなあなたはオッサンです
)
特にAbarthとのダブルネームで出ていたA112というモデルはかなり辛口で、そのサソリの毒にやられてしまった人も多いようだ。そんな私もその一人であるのだが・・・
ともかく、こんな楽しい乗り物に乗れないなんて、雨は私を憂鬱にさせるのである。
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